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令和6年産
「こしひかり発祥の地」 福井で、
およそ六年の歳月を掛けて
開発した次世代を担う全く新しいお米です。
名前の由来は
「日本一(いち)美味しい、誉れ(ほまれ)高きお米」
となってほしいという思いが込められています。
日本全国から寄せられた100,000件を超える
応募の中から選ばれました。
美味しさの特徴は
絹のような白さと艶
口に広がる優しい甘さ
粒感と粘りの最高の調和
です。
米穀店など米の専門家や
料理店の料理長など
複数の方々に食味していただき
高評価を得ています。
毎年米の食味ランキングを発表している
一般財団法人日本穀物検定協会の
食味官能評価でもコシヒカリを
上回る高評価でした。
この「いちほまれ」を開発した
福井県のプロジェクトチームによると
「コシヒカリ」を超える
新たな品種を開発するため、
平成23年5月に農業試験場に
「ポストコシヒカリ開発部」を新設し
「コシヒカリ」を超える新たな水稲品種の
開発プロジェクトがスタートしたそうです。
まずは、候補20万種を1本1本田んぼに植え付けました。
草丈、穂が出る時期、耐病性、収量などを丁寧に調べ、
真夏の暑い時は1日中田んぼの中で調べました。
収穫も一種類ずつ手で刈り取り、
昔ながらのハサがけ乾燥をしています。
その後は、稲穂からモミを手で外し、
玄米の見た目を一粒ずつ確認し、
「コシヒカリ」よりきれいなものを選んで
1万2千種まで選抜しました。
手作業による選抜の一方で、
稲の遺伝子により性質を識別する
「DNAマーカー」による選抜を
(独)次世代作物開発研究センターとの
共同研究により、
全国に先駆けて取り組みました。
その結果、「福井の新しいブランド米」は、
高温に強く、品質が良く、おいしい味を持つ
米の性質を正確かつ、複数の性質を
同時に識別できることで、
効率的な選抜ができるようになりました。
味にこだわる
消費者の『おいしい』を開発に反映させるために、
都市圏を中心とした消費者やプロの料理人の方々を対象に、
米の「食味調査」を実施し、
消費者の好みを分析研究しました。
普段は人前に出る機会が少ない研究者が、
東京青山や日本橋三越などで、
実際にごはんを炊いて食べてもらい
約1,500人から意見をいただきました。
この結果、
「甘くて、もっちり、なめらかな食感」
としたお米が好まれることが分かりました。
この味を求めて、
試験場内に食味専用調査室を設け、
多い時には朝から10種類を2時間おきに5回、
計1日に50種類を食べ比べました。
これだけ多くの量を食べると、
歯がつるつるになることを知りました。
また、ごはん粒一つ一つの硬さや粘りの測定や、
米のデンプン成分の構造分析などにより
ごはんの粘り、硬さ、成分などを科学的に裏付けし、
「コシヒカリ」を超えるおいしさを持つお米を作りだしました。
こうして、福井県内農業者、消費者、農業団体等の
力を集結して、平成28年12月2日に
「福井の新しいブランド米」水稲品種
「いちほまれ(越南291号)」は誕生したのです。
特別栽培米福井県産いちほまれ2kg